F-105's Page
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457th TFS / 301st TFW
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次ページでは、渡辺氏のスライドコレクションから、同隊の素晴らしいカラー写真を展示させて頂く。
↑ 疲れてホテルで休むゴメス氏をおいて、淋しく一人で滑走路南側に出向いた私は、この写真を撮って満足して帰途に付いた。
F-105D (1972~1982)
 1980年3月当時ヒル空軍基地ではカナダ空軍 アメリカ海軍も加わった大規模な演習が行われており、テキサス州カーズウェル空軍基地の457th TFSのF-105Dも参加していた。ヒル空軍基地に到着した我々が、目の前の急斜面を登って漸く辿り着いたランウェイエンド(R/W-14)の撮影ポイントで、最初に舞い降りた獲物が同隊のF-105Dだった為、撮影位置がわからず完全に逆光の証拠写真になってしまった。しかし、ランウェイの南端に行ってみるとワサッチ山脈を背景にしF-105Dの美しい列線が目に飛び込んできて、思わずシャッターを夢中で押した。AFRES/457th TFSのF-105Dは、テキサス州のカッズウェル空軍基地から演習で6機程が来ており、一つの基地で”HI”と”TH”の二つの飛行隊が撮れた幸運に恵まれたのである。友人のゴメス氏は、この時機数があまり撮れなかった"TH"F-105へのリベンジの思いがあったのかもしれないが、翌1981年に横田の写真友達を引き連れテキサス州のカーズウェル(現在のフォートワース基地)を訪問し 同地のF-105Dを撮り尽くしている。後に成果を見せて頂いたが、ゴメス氏が撮られたエプロンの中でタキシングするF-105D群の写真は実に素晴らしいものであった。
↑ 頼りにできるのはランディングライトの設置位置だけであるが、旋回して回り込んで降りる為、降りてくれないとベストポジションは判らない。最初に取ったポジショニングではF-105の腹の下で、しかも逆光気味である事が判り、撮影位置の修正に掛かる。お蔭でその後降りた地元388th TFWのF-16A/Bや466th TFSのF-105Bは何とかまともに撮る事が出来たが、”TH”と書かれたF-105Dのランディングは、これがこの日最後のフライトだった。
↑↓ ランウェイの北側で降りの写真を撮っている時にはガスが掛かって見えなかったワサッチ山脈の山々、南側に移動してきてみたらすっかりガスが晴れていて、雪のかかった3月の山並みが目の前に広がった。ここヒル空軍基地のF-105B同様、カッズウェルのF-105Dも予備役航空団(AFRES)の傘下にある飛行隊である。尾翼テールレターの上に書かれているは、テキサス州の地図。
↑ F-105の冒頭ページでご紹介したヒル空軍基地の北端(R/W-14 END)の崖を登り、一息ついてオグデンの町を眺望していたら、最初に来たのがこの3機のF-105Dであった。我々は、どう降りて来るかも判らず、撮影ポイントもまだ掴む前に、初めて身近に見るF-105で撮影の位置関係を掌握するしかなかった。